伝統の手刻み工法、木と土の家で薪ストーブ体感会 2月9日(土)・10日(日)

伝統の手刻み工法、木と土の家で薪ストーブ体感会 2月9日(土)・10日(日)

猪名川町の㈱上田工務店のモデルハウスに一歩入ると、冬は外の寒さを感じさせない暖かさ、夏は木陰の涼しさを感じる。
家全体が無垢の木と土の壁という自然素材の分厚い壁で覆われる独自の外断熱工法がその快適さの決め手だ。
最小限の暖房・冷房で済む省エネ性能を併せ持つ高性能な住宅だが、そのモデルハウスに新たに「薪ストーブの部屋」が誕生した。
材木選びから始まる家作り
上田工務店の家作りは棟梁、大工たちが全国の材木市場に足を運び、木を仕入れてくるところから始まる。市場から同社の倉庫に直送、長い年月をかけ、自然乾燥させる。曲がり、歪みを見極め、墨付けし、ノミやカンナ、専用工具を使い、柱や梁に刻んでいく。手間隙かかる作業だが、上棟すれば頑強な構造体となる。まさに職人技だ。機械加工された材木を組み立てる「プレカット」工法が主流の今では、大工が墨を付け、刻み、複雑な継手・組手を駆使する貴重な工務店だ。
健康的な空間にやすらぎの炎が揺れる「薪ストーブ」
快適なモデルハウス内に新設された「薪ストーブ」の部屋を訪ねてみた。設置してある薪ストーブはベルギー発祥のネスターマーティン社製。老舗企業でありながら、誇り高き職人たちによる丹念な手づくり作業と、現代感覚あふれる斬新な技術革新とを融合させ、こだわりぬいた生産を続けているメーカーだ。薪ストーブは鋳物が暖められて発生する遠赤外線により放射状に温もりが広がり、体の芯からポカポカと暖まる。熱しにくく冷めにくいため、一度暖かくなれば、たとえ炉の中の薪が燃え尽きてもなかなか冷めることなく熱を発するのも特長。特許技術により、高性能でありながら操作が簡単、メンテナンスも容易で、二次燃焼システムにより、排気ガスが限りなくクリーンなことも住宅用として重要なポイントだ。ストーブの上で、温かな湯気が上がる鍋料理やピザを焼いたり、調理もできるそう。
暖かな薪ストーブの炎は人と人の心を癒し、つながりを深めてもくれる。家族や友人が楽しく語らう場になりそうだ。
◎猪名川同社モデルハウスで見学会を上記日程で実施。
■㈱上田工務店 猪名川町紫合字小屋ケ谷51の2
072・766・0380
https://uedakoumuten.gob.jp/
本社モデルハウス
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